2010年03月13日

ダイアナ元妃

20世紀最大の人気を誇った「美しい女性」の
ことについて書きたいと思った。





例の事故で私の中に“美しさ”の印象を変化させた人です。

そうイギリスのダイアナ元妃です。

ダイアナ元妃の悲劇的な死からしばらく経つが
あの事故で彼女は「伝説の人」となった。


もちろん例の大富豪との結婚がなければ彼女の
「伝説」は無かったかもしれないが・・・。

かつては日本では彼女に関する報道はパパラッチの
スキャンダルものばかりで私たちの多くも
報道だけの印象で彼女を見ていただろう。

だから、彼女への印象は高価な衣装に身を包んだ
ただの美しい女性だった。

しかし、例の事故後の報道で彼女への評価は変わった。

彼女に関する多くの特番が組まれ
多くの識者や著名人たちがコメントをしていた。

さまざまな人物の彼女に対するコメントで
ドッキリしたのが、あの大統領夫人のヒラリーさんの
言葉だった。「プリンセス・ダイアナは、ただ最先端の
ファッションに身を包んでいるだけの人ではなかった。」

そして、続けた。

「彼女は多くの慈善運動に関わり、貧しく弱い人々の
味方でもあったのです。」と・・・。

そうテレビで連日流された
“慈善的な活動をするダイアナ元妃の姿”を
見せられてから彼女への印象は

“オシャレ上手なプリンセス”から天使かマリア様のような
“民衆に愛されている高貴な女性”へと変わってしまった。

彼女がはある時からジャンヌ・ダルクになろうとしていた。

と、だれかが言っていたけどそれは彼女の夫との
不仲が噂されるようになってからだろうと思う。

彼女は夫に愛される女性より民衆に愛される女性に
なろうとしていたに違いない。

そして彼女の行動が変わった時に単なる「美貌のプリンセス」が
その美しさのレベルを「感動」と「伝説」の値に変えてしまった。

人の美しさに対する見方は移ろいやすい。

その人が何をするかによってそれは変化していく。

ダイアナ元妃のように若くしてこんなに“慈悲深い”行動を
起こせる人は一般人の中にはなかなかいないだろう。

最新ファッションにみを包みながら、地雷で手足を失った子供を
抱きかかえることなどは・・・。

彼女はいくつもの偶然が重なり、しかも美しさのピークで
その生命を断たれるということが類まれなる「美しさ」を
歴史に残すことになった。

マリリン・モンローでもモナコのグレース公妃でも
ダイアナ元妃には遠くおよばないでしょう。

“形の美しさ”だけで“絶世の美女”と呼ばれた時代は
彼女の事故死以来変わったかもしれない。

つまり“絶世の美女”になるには“慈悲深い心の温かさ”が
必要になってしまったのだ。

彼女はその「死」によってこれまでの不変であった「美人」の
条件を変えてこの世から逝ってしまった。






























































Posted by さんた2号 at 20:59│Comments(0)コラム
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。